Claude Sonnet 5.5
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Claude Sonnet 5.5とは?Sonnet 5からの変更点や料金・性能も解説

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公開 2026-10-01

Anthropicは2026年9月28日(現地時間)、Claude Sonnet 5.5を公開しました。料金はSonnet 5と同じまま、Anthropicのテストによると出力は30%以上速くなり、作業あたりの費用は最大30%下がるとされています。

この記事ではClaude Sonnet 5.5の概要から性能や料金などを解説します。

Claude Sonnet 5.5とは|発表内容と使える場所

Claude Sonnet 5.5は、9月22日に公開されたClaude Opus 5.5に続く、Claude 5.5ファミリーの2番目のモデルです。Anthropicは、慎重な判断が必要な複雑な作業を担うOpus 5.5に対し、Sonnet 5.5を速くて安く使える補完役と位置づけています。

使える場所は次のとおりです。

入口 内容
Claudeのアプリ(claude.ai) 無料・有料プランどちらでも利用可能
Claude Code v2.1.284以降
Claude API モデルID claude-sonnet-5-5
クラウド Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundry、Claude Platform on AWS

仕様面では、一度に扱える量(コンテキストウィンドウ)が100万トークン、学習データの時点が2026年6月までとなっています。Sonnet 5の学習データは2026年1月までだったため、半年ほど新しい情報を持っていることになります。

前のモデルのSonnet 5は、APIでは引き続き使えます。提供の終了は2027年6月30日より前には行わないとされているため、急いで切り替える必要はありません。

Sonnet 5からの変更点|速度・コスト・性能

Sonnet 5.5は、料金を据え置いたまま、速度と性能が上がりました。Anthropicが公表した主な評価の結果は次のとおりです。

評価 Sonnet 5 Sonnet 5.5 Opus 5.5 GPT-6 Sol
Terminal-Bench 4.0(ターミナルでのコーディング作業) 10.3% 70.6% 66.4%※1 ―
GDPval-AA v2.1(知識労働) 1449 1844 1846 1487
OSWorld 2.1(PCの操作) 57.0% 80.1% 81.8% ―
FrontierCode 1.1(コーディング) 42.4% 46.2%※2 54.4% 49.3%
Humanity’s Last Exam(ツールあり) 54.9% 64.5% 67.7% ―

※1 Opus 5.5はエフォート(考える深さの設定)をXhighにしたときの値 ※2 エフォートをMaxにしたときの値。Anthropicは、MaxではXhighより点数が低くなったと説明している

いずれもAnthropicが公表した値です。Sonnet 5からの伸びが大きいのはターミナルでのコーディング作業とPCの操作で、知識労働の評価ではOpus 5.5とほぼ並びました。一方、FrontierCodeでは、Opus 5.5やOpenAIのGPT-6 Solに及んでいません。Anthropicは、範囲の明確な日常の作業、バグの修正、文書・スライド・表計算の資料作りを、Sonnet 5.5の得意分野に挙げています。

安全面では、サイバーセキュリティに関する依頼のうち危険度の高いものは、Sonnet 5に切り替わって処理されるようになりました。この仕組みがSonnetのモデルに入るのは初めてです。

「最大30%安い」は単価の値下げではない

料金の数字は、単価の話と作業あたりの費用の話を分けて読む必要があります。

API単価は、100万トークンあたり入力2ドル、出力10ドルで、Sonnet 5と同じです。キャッシュ読み取り(0.20ドル)やバッチ処理の50%割引も変わっていません。

下がったのは、同じ作業をこなすのに使うトークンの量です。Anthropicは、自社のテストで作業あたりの費用がSonnet 5より最大30%少なかったとしています。そのため、実際にどれだけ安くなるかは作業の内容によって変わり、すべての使い方で3割安くなるわけではありません。

Opus 5.5とどちらを使うか

Anthropicの説明では、範囲が決まった日常の作業はSonnet 5.5、判断が必要な複雑な作業はOpus 5.5とされています。

Sonnet 5.5 Opus 5.5
Anthropicの説明 範囲の明確な日常作業、バグの修正、文書・スライド・表計算の作成 慎重な判断が必要な複雑な作業
API単価(入力/出力、100万トークンあたり) 2ドル/10ドル 4ドル/20ドル
速さ(公式の相対表記) Fast Moderate
APIの既定のエフォート high medium

知識労働の評価ではほぼ同じスコアで、単価はSonnet 5.5が半分です。まずSonnet 5.5で試し、結果が足りない作業だけをOpus 5.5に回す使い方が、費用を抑えやすいでしょう。

Opus 5.5の詳細は「Claude Opus 5.5とは?Opus 5との違いと料金、同じ依頼で比べた結果」で紹介しています。

APIとClaude Codeで切り替えるときの注意

APIやClaude Codeでは、モデル名を変えるだけでは済まない点があります。

まず、エフォートの設定はそのまま引き継がない方がおすすめです。Sonnet 5.5ではエフォートの各レベルが調整し直されており、同じ値でもSonnet 5とは考える量が違います。公式でも、設定を引き継がずに比較し直すことを推奨しています。

Claude Codeで使う

Claude CodeでSonnet 5.5を使うには、v2.1.284以降が必要です。古い場合は claude update で更新し、/model でSonnet 5.5を選びます。Claude Codeの既定のモデルはOpus 5.5のままです。

別名の sonnet で指定している場合は、使っている提供元を確認しましょう。sonnet が指すモデルは、提供元によって異なります。

提供元 sonnet が指すモデル
Anthropic API Sonnet 5.5
Amazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundry Sonnet 4.5
Claude Platform on AWS Sonnet 4.6

確実にSonnet 5.5を使うなら、別名ではなくモデルID(claude-sonnet-5-5)で指定します。なお、Claude CodeでのSonnet 5.5の既定のエフォートはmediumです。

APIで移行する

APIでは、Sonnet 5で動いていたコードに影響する変更があります。

変更 影響
思考をオフにする指定が disabled から between_tools に変わった disabled を送ると400エラー
強制ツール使用に対応しない tool_choice の any・tool が400エラー
思考ブロックがモデルと会話に紐付く 履歴を編集して送り直すと400エラーになる場合がある
computer_20251124 に対応しない(Claude APIとGoogle Cloud) 新しいツールセットへの移行が必要
一部のadvisorツールの組み合わせに対応しない Opus 4.8・4.7・Sonnet 5をアドバイザーにすると400エラー
ツール呼び出しのあいだのテキストが思考ブロックで返る エラーにはならないが、途中経過の表示が消える

最後の1つは、エラーにならないため気付きにくい変更です。ツールを呼び出しながら途中経過を画面に表示しているアプリでは、表示の設定を見直しましょう。移行の具体的な手順は、Anthropicの移行ガイド「Claude Sonnet 5.5への移行」にまとまっています。

まとめ:Sonnet 5.5は同じ料金で速く、日常の作業から試す

Claude Sonnet 5.5は、料金をSonnet 5と同じに保ったまま、出力が30%以上速くなり、作業あたりの費用は最大30%下がったモデルです。知識労働の評価ではOpus 5.5とほぼ並び、API単価は半分です。

範囲が決まった日常の作業はSonnet 5.5から試し、判断が必要な作業はOpus 5.5に回すのが基本的な使い分けになります。APIやClaude Codeで切り替えるときは、エフォートの設定を比べ直し、Claude Codeならバージョンと別名の行き先、APIなら破壊的変更を確認しましょう。

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